古くから人々に親しまれてきた木の実にクルミがあります。
クルミは世界最古級の食用ナッツで、
その歴史は紀元前七千年頃までさかのぼるとされています。
日本には殻の硬いオニグルミやヒメグルミが自生していますが、
江戸時代には薄く割りやすいテウチグルミ(カシグルミ)が広まりました。
さらに、テウチグルミとペルシャグルミ(西洋グルミ)の
自然交雑によってシナノグルミが生まれました。
長野県東御市では、大正天皇即位記念の苗木配布を機に栽培が広がり、
「クルミの町」として知られるようになりました。
また、クルミは文学や伝承の世界にも登場します。
北欧神話には、女神イズンがクルミに姿を変えられる物語があり、
日本の『今昔物語集』では、サナダムシの嫌うものとして描かれています。
身近なものでも、由来や歴史を調べると意外な発見があるものです。
普段使う物や身近な人に関心を向けることで、
新たな気付きが生まれるかもしれません。
優れた物やサービスも、
そうした探究心から生まれるのではないでしょうか。
今日の心がけ◆身近なものを深く知りましょう




