九月に入りましたが、まだまだ厳しい残暑が続いています。
季節の節目、ちょっとした気配りが、心身の負担を和らげてくれます。
日本には古くから、夕暮れ時に水をまき、涼を呼び込む「打ち水」の習慣があります。
打ち水とは、水の気化によって場所の温度を下げる知恵であると同時に、土埃を鎮め、
通りがかる人や来客を心地よく迎えるための心配りです。
これは周囲の快適さを思いやる行為であり、
日本の「おもてなし」の精神を象徴しています。
小さな行動でも、他者を思う一手が場の雰囲気を変えてくれます。
この精神は職場にも応用できます。
同僚への一言の気遣い、共有スペースを整える行動などは、
職場に打ち水をしたような効果をもたらします。
自分だけが快適であることにとどまらず、
心地よさを分かち合う姿勢こそが信頼と活気を生み、
組織を前向きに動かす力となります。
夏から秋へと移ろう九月、思いやりの一滴を重ねながら、
穏やかな風が巡る職場を築いていきたいものです。





