季節の移ろい
日本人は古くから四季の移り変わりを愛で、
生活や文化に取り入れてきました。
花や木々、風や空に季節の訪れを感じ取り、感性を育んできたのです。
世界に目を向けると、「長い冬と短い夏」や「雨季と乾季」のように、
季節や気候の特徴がはっきりした地域が多くあります。
一方、日本は、海流や大陸からの風の影響により、
日々少しずつ季節が移ろっていくといってもよいでしょう。
そのため日本の四季には、「春」「夏」「秋」「冬」と
単純に区切れない移ろいがあります。
明確な境界がないからこそ、変化を深く感じ取ることができるのです。
先人たちも、こうした微妙な変化を暮らしの中で受け止めてきました。
例えば、風や雨には、
その吹き方や降り方の違いによって多くの名前が付けられています。
近代になって日本が物づくりや科学研究の分野で成果を上げてきた背景には、
こうした変化を感じ取る繊細な感性があったからかもしれません。
実りの季節である秋にも、
五感を通して味わえる小さな変化が数多くあります。
意識を向けながら、
その移ろいを楽しんでみてはいかがでしょうか。
今日の心がけ◆小さな変化に意識を向けましょう




