待っているつもり
Aさんは昔から、何事も早く済ませてしまうような性分でした。
そこには、人を待たせたくない、場の流れを止めたくないという思いがありました。
また、その気持ちが空回りし、気を利かせて急いだ結果、
ミスをして余計な作業が増えることもありました。
そうした経験から、Aさんは〈自分はせっかちだ。これからは焦らず、間を取ろう〉
と心がけるようになりました。
あるとき、プレゼンテーション中に参加者に考えてもらう場面がありました。
Aさんとしては、十分な時間を取ったつもりでした。
しかし、後で録画した映像を見返すと、その時間は思いのほか短く、
参加者の考えがまとまる前に次の説明へ進んでしまったように映っていました。
その様子を見てAさんは、自分では十分に待ったつもりでも、
実際にはそうなっていないことに気づきました。
そして、主観的な時間の感覚と客観的な時間の流れには
大きな違いがあるのだと実感したのです。
それ以来、Aさんは自分の「つもり」を省みるようになったのでした。
今日の心がけ◆自分を客観視しましょう





