皆違って皆いい
Sさん夫婦は、ともに短歌を嗜み、
日々の思いを三十一音に託しています。
作品を通じて心を交わす営みは、
互いの内面に触れる静かな対話でもあります。
妻は詠んだ短歌をSさんにメールで送ります。
Sさんは表現や言葉選びについて助言をしますが、
妻は多くの場合、自らの感性を尊び、原案を大切にします。
一方でSさんも、投稿する短歌は必ず妻に見てもらいます。
自分では気づきにくい伝わり方や表現の印象を、
他者の視点で確かめたいと考えているからです。
妻から提案を受けても、必ずしも受け入れるわけではありませんが、
ときに心に響く意見に出合い、
表現を改めることで作品がさらに深まることもあります。
こうしたやり取りの中で、人の感性はそれぞれに異なり、
自分の価値観がそのまま他者に通じるとは限らないと実感します。
短歌に限らず、他者の視点は自分を映す鏡です。
違いを認め合うことで理解が深まり、
それが「皆違って皆いい」という気づきへとつながります。
だからこそ、
日々の関わりの中でその大切さを活かしていくことが求められるのです。
今日の心がけ◆人それぞれの考え方を尊重しましょう




