五感で味わう涼しさ
夏本番を迎え、日本の多くの地域では、
連日のように厳しい暑さが続きます。
近年では、「極めて危険な暑さ」や
「過去に経験したことのない暑さ」などと表現されるほど、
気温が著しく上昇する日も珍しくありません。
そのような過酷な夏ではありますが、日本には古くから、
五感を通じて「涼」を感じ取るための、
さまざまな知恵と工夫が息づいてきました。
例えば、窓辺に風鈴を吊るして涼やかな音色に静かに耳を傾けたり、
透明感のあるガラスの器に料理を盛り付けて、
目から涼を味わったりすることがあります。
また、浴衣の木綿が肌に触れるやさしい感覚を楽しむなど、
今では当たり前に感じられるこれらの習慣も、
暑さを和らげるための工夫と言えるでしょう。
さらに、土用の丑の日には「う」のつく食べ物を食べるとよいとされ、
うどんや梅干し、瓜、鰻などは、
夏バテ防止や疲労回復に効果があると伝えられています。
これも、先人の知恵として受け継がれてきた、
日本ならではの大切な風習です。暑さを敬遠するのではなく、
五感を意識して「涼」を感じ取りたいものです。
今日の心がけ◆夏を前向きに味わいましょう





